少し前、岡山(だったかな?)の動物公園からゾウガメが脱走。公園の管理者が50万円の懸賞金をかけて捜索を求めたところ、2週間後に、無事、保護されたと新聞やネットに出ていたが。
それを聞いて、我が家のベランダにも、どこぞのカメさんがいらっしゃったことがあるのを思い出した(以前も一度、書いたことがあると思うのだけど)。
発見したのは、母だった。
「ちょっとっ! ベランダに、カメがおるっ!」
………この第一声を聞いた時、私は、とうとう母にも認知症の症状が出てきて幻覚を見るようになったんじゃないか、と、かなり本気で疑った。
だって、カメですよ? ハトやスズメや猫じゃないんですよ?
それに、我が家はマンションの3階なんですよっ!
「なに寝ぼけてんねん! うちは3階やでっ! カメが来るわけないやろ!」
「本当なんやってば、ほらっ!」
母が指さすベランダの一角に目をやると、そこには確かに、それも甲羅の長さが15センチはあろうかという、つまりけっこう大きなカメさんが、のそのそと歩いておられるではないですかっ!
「えええ~~~っ! なんで、カメっ?」
前述のごとく、我が家はマンションの3階。これが1階だと、どこぞの池から野生のカメが這い出してきて迷い込んだ、という可能性もなくはないが。
「鳥じゃないんだし、この場合………」
「同じ階の誰かが飼ってる、ペット?」
「としか、考えられないよなぁ………?」
我が家では、長男猫のレンがベランダづたいに脱走したという前歴がある。猫が脱走できるんだから、カメだって、できるだろう。子どもがいる家も多いから、その中の誰かがカメを飼っていて不思議はないし、だとすると、この場合、考えられるのは………
「ベランダに出した飼育ケースのフタを、閉め忘れたんだな、多分」
甲羅の長さが15センチになるカメなら、ロックし忘れた飼育ケースのフタをこじ開けるぐらいは、やってのけるだろうという気がするが、今は、そんな詮索よりも、ベランダのカメさんをどうするか、という問題のほうが先決である。
誰かが飼っているだろうカメさんを、放置しておくわけにもいくまい。
しかし、我が家には猫がいる。カメさんを家の中に入れたりしたら、猫がオモチャにするか、さもなきゃ初めて見る侵入者にパニックを起こすか、どちらかだ。
仕方がない。私はカメさんの甲羅をつかんで捕獲、小型のバケツに入っていただき、そのバケツごと、マンションの管理事務所へ直行した。
「すみません。うちのベランダに、カメが来たんですけど」
「はぁ? カ、カメですか?」
管理人のおじさんも、目が点状態(だったと思う)。
「うち、3階なんで、野生のカメってわけがないです。誰かのペットのはず」
「そ、そりゃあそうですなぁ。普通、カメは飛ばんしな………」
ちょっとちょっとおじさん、普通ってなに? 普通って。
まぁ、普通じゃないカメなら、確かに飛ぶかもしれないけど。ガメラの子どもとか親戚とか。
とにかく、うちには猫がいて、カメにとっては危険なので、管理事務所で預かってくれるように頼んでおいて、一旦帰宅。数時間後、夕刊を取りに集合ポストの場所へ降りたら、掲示板に、写真つきの貼り紙が1枚。
迷いガメのお知らせ
そりゃまぁ、確かに、迷いガメだろうな、この場合。
ちなみに丸一日が過ぎた翌日の夕方には、もう、貼り紙は撤去されていたところを見ると、カメさんは、無事に実家へお帰りあそばされたようである。
いや、しかし、それにしてもカメでよかった。爬虫類をペットにする人も多いというし、もしも、これがカメでなくてヘビだったとしたら?
ヘビには悪いが、母も私も、とてもじゃないけど管理事務所まで持っては行けなかっただろうし、仮に持っていけたとして、今度は管理人のおじさんが、悲鳴もろとも逃げ出しかねない。
では、カメレオンやイグアナだったら?
まぁ、さわるぐらいは、できるかな………。
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それを聞いて、我が家のベランダにも、どこぞのカメさんがいらっしゃったことがあるのを思い出した(以前も一度、書いたことがあると思うのだけど)。
発見したのは、母だった。
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だって、カメですよ? ハトやスズメや猫じゃないんですよ?
それに、我が家はマンションの3階なんですよっ!
「なに寝ぼけてんねん! うちは3階やでっ! カメが来るわけないやろ!」
「本当なんやってば、ほらっ!」
母が指さすベランダの一角に目をやると、そこには確かに、それも甲羅の長さが15センチはあろうかという、つまりけっこう大きなカメさんが、のそのそと歩いておられるではないですかっ!
「えええ~~~っ! なんで、カメっ?」
前述のごとく、我が家はマンションの3階。これが1階だと、どこぞの池から野生のカメが這い出してきて迷い込んだ、という可能性もなくはないが。
「鳥じゃないんだし、この場合………」
「同じ階の誰かが飼ってる、ペット?」
「としか、考えられないよなぁ………?」
我が家では、長男猫のレンがベランダづたいに脱走したという前歴がある。猫が脱走できるんだから、カメだって、できるだろう。子どもがいる家も多いから、その中の誰かがカメを飼っていて不思議はないし、だとすると、この場合、考えられるのは………
「ベランダに出した飼育ケースのフタを、閉め忘れたんだな、多分」
甲羅の長さが15センチになるカメなら、ロックし忘れた飼育ケースのフタをこじ開けるぐらいは、やってのけるだろうという気がするが、今は、そんな詮索よりも、ベランダのカメさんをどうするか、という問題のほうが先決である。
誰かが飼っているだろうカメさんを、放置しておくわけにもいくまい。
しかし、我が家には猫がいる。カメさんを家の中に入れたりしたら、猫がオモチャにするか、さもなきゃ初めて見る侵入者にパニックを起こすか、どちらかだ。
仕方がない。私はカメさんの甲羅をつかんで捕獲、小型のバケツに入っていただき、そのバケツごと、マンションの管理事務所へ直行した。
「すみません。うちのベランダに、カメが来たんですけど」
「はぁ? カ、カメですか?」
管理人のおじさんも、目が点状態(だったと思う)。
「うち、3階なんで、野生のカメってわけがないです。誰かのペットのはず」
「そ、そりゃあそうですなぁ。普通、カメは飛ばんしな………」
ちょっとちょっとおじさん、普通ってなに? 普通って。
まぁ、普通じゃないカメなら、確かに飛ぶかもしれないけど。ガメラの子どもとか親戚とか。
とにかく、うちには猫がいて、カメにとっては危険なので、管理事務所で預かってくれるように頼んでおいて、一旦帰宅。数時間後、夕刊を取りに集合ポストの場所へ降りたら、掲示板に、写真つきの貼り紙が1枚。
迷いガメのお知らせ
そりゃまぁ、確かに、迷いガメだろうな、この場合。
ちなみに丸一日が過ぎた翌日の夕方には、もう、貼り紙は撤去されていたところを見ると、カメさんは、無事に実家へお帰りあそばされたようである。
いや、しかし、それにしてもカメでよかった。爬虫類をペットにする人も多いというし、もしも、これがカメでなくてヘビだったとしたら?
ヘビには悪いが、母も私も、とてもじゃないけど管理事務所まで持っては行けなかっただろうし、仮に持っていけたとして、今度は管理人のおじさんが、悲鳴もろとも逃げ出しかねない。
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