某・洋菓子メーカーの「製品開発部」のお仕事、というのを、テレビでみたことがある。
ここの皆さんの朝一番のお仕事は、製造工場から届けられたシュークリームやエクレアその他の生菓子を、全員で小分けして「試食」すること。大量生産なので、配合が1パーセント違っただけでも味が変化してしまうから、毎朝、味にちがいがないかを「社員の舌」でチェックするんだとか。
小分けして少しずつ食べるといっても、定番の商品だけで何種類もあるから、終わった頃には、かなりのお菓子をお腹にいれていることになる。
その仕事が済んだあとも、今度は新商品や季節限定商品の開発で、クリームを調合したりタルトの生地を焼いたりするわけで、そのたびにできあがったものを味見。
ただただ、食べる。ひたすらに食べる!
甘いモノは大好きな私だが、見ていて、しまいには胸やけがしてきた。
どんなに甘いモノが好きだといっても(というか、甘いモノがキライだったら洋菓子メーカーに就職したりはしないだろうが)、毎日毎日、仕事で食べ続けなきゃならないとなると、これはもはや、苦行では?
ちなみに、ここの開発部の皆さん、朝ごはんは抜いてくるそうである。午前中だけでかなりのカロリーを摂取することになるからで、お昼ごはんもサラダのみ。
そりゃ、そうだろうなぁ。でなきゃ糖尿病一直線になりそうで、コワいよ。
まぁ、食品関係の製品開発部の仕事なんて、どこでも似たようなものだろう、とは思う。まず社員が試食しなけりゃ、商品として売り出すことはできないだろう。
しかし、この「開発部」の面々は、時々、とんでもないモノを商品にしてくださる。
1年ほど前だったか。我が職場のお菓子コーナーに、「パクチー飴」なるモノが並んだ時は、その場に居合わせたパートのおばちゃん全員(私も含めて)、目が点になった。
パクチーといったら、タイ料理やベトナム料理によく使われる香草。独特の香りが強いので、好きな人は病みつきになるが、キライな人は絶対に受け付けられない、という、アレである。
まぁ、私はパクチーを食べたことがないので、味についてはコメントできる立場ではないが。それにしたって、パクチーを飴にするって………いったい誰が考えた?(メーカー名は忘れた)。
ちなみに、この「パクチー飴」は半年過ぎてもまったく売れず、とうとう半額のシールを貼りつけられたあげくに、いつの間にか陳列棚から姿を消した。
どなたも、手を出す勇気を持ち合わせなかったらしい(私もだ)。
あれだって、どこかの開発部の皆さんが、味見に味見を重ねて商品になったのだろうことは、間違いないと思うんだけど。でも、パクチー好きな人ならともかくキライな人にとっては、その味見は苦行どころか、もはや拷問に近かったんではあるまいか?
しみじみと、ご同情申し上げる、としか言えない。
ここの皆さんの朝一番のお仕事は、製造工場から届けられたシュークリームやエクレアその他の生菓子を、全員で小分けして「試食」すること。大量生産なので、配合が1パーセント違っただけでも味が変化してしまうから、毎朝、味にちがいがないかを「社員の舌」でチェックするんだとか。
小分けして少しずつ食べるといっても、定番の商品だけで何種類もあるから、終わった頃には、かなりのお菓子をお腹にいれていることになる。
その仕事が済んだあとも、今度は新商品や季節限定商品の開発で、クリームを調合したりタルトの生地を焼いたりするわけで、そのたびにできあがったものを味見。
ただただ、食べる。ひたすらに食べる!
甘いモノは大好きな私だが、見ていて、しまいには胸やけがしてきた。
どんなに甘いモノが好きだといっても(というか、甘いモノがキライだったら洋菓子メーカーに就職したりはしないだろうが)、毎日毎日、仕事で食べ続けなきゃならないとなると、これはもはや、苦行では?
ちなみに、ここの開発部の皆さん、朝ごはんは抜いてくるそうである。午前中だけでかなりのカロリーを摂取することになるからで、お昼ごはんもサラダのみ。
そりゃ、そうだろうなぁ。でなきゃ糖尿病一直線になりそうで、コワいよ。
まぁ、食品関係の製品開発部の仕事なんて、どこでも似たようなものだろう、とは思う。まず社員が試食しなけりゃ、商品として売り出すことはできないだろう。
しかし、この「開発部」の面々は、時々、とんでもないモノを商品にしてくださる。
1年ほど前だったか。我が職場のお菓子コーナーに、「パクチー飴」なるモノが並んだ時は、その場に居合わせたパートのおばちゃん全員(私も含めて)、目が点になった。
パクチーといったら、タイ料理やベトナム料理によく使われる香草。独特の香りが強いので、好きな人は病みつきになるが、キライな人は絶対に受け付けられない、という、アレである。
まぁ、私はパクチーを食べたことがないので、味についてはコメントできる立場ではないが。それにしたって、パクチーを飴にするって………いったい誰が考えた?(メーカー名は忘れた)。
ちなみに、この「パクチー飴」は半年過ぎてもまったく売れず、とうとう半額のシールを貼りつけられたあげくに、いつの間にか陳列棚から姿を消した。
どなたも、手を出す勇気を持ち合わせなかったらしい(私もだ)。
あれだって、どこかの開発部の皆さんが、味見に味見を重ねて商品になったのだろうことは、間違いないと思うんだけど。でも、パクチー好きな人ならともかくキライな人にとっては、その味見は苦行どころか、もはや拷問に近かったんではあるまいか?
しみじみと、ご同情申し上げる、としか言えない。
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