我が家のお猫様の優雅な毎日

アメショのタカヤ君とマンチカンのマル君、虹の橋のレン君のお気楽日記♪

気分は〇〇〇大作戦

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 規模の小さな零細企業は、同業社間のヨコのつながりが、かなり強い。私の昔の勤務先にも、実に多くの、同業の「お得意さん」があった。
 が、いかに相手がお得意さんであろうとも、やはり、そこはいろいろなお付き合いの関係上、秘密にしておかねばならないことや、バレたらちょっと困ることも、多々あるわけで。
 例えば、〇〇印刷から注文を受けて、×××という本を作っているということを、△△製本所の社長には知られてはならない、というような場合である。
 なんで、知られたら困るのか? そのへんの事情は相手によっていろいろと違うので説明は省くが、零細企業の社長の皆さんは、営業回りも兼ねて、ふらりと予告なしに訪問してくることが日常茶飯事の方々なので、「知られてはならないこと」を「知られないようにする」作業は、時として、安全ネットなしの綱渡りみたいな様相を帯びていた(ような気がする)。
 ちょっと場所が離れた製本部のほうで、せっせと作った×××を、いざ、最後の化粧や梱包のために会社内へ持ち込もうとした途端、「まいどぉ~♪」と、△△製本所の社長が訪ねてきたりしたら、どうなるか?
 あ、前述の「化粧」というのは、印刷・出版界の業界用語のひとつで、本を規格の大きさにするために端を断裁機で切り落としたり、カバーをかけたりする作業のこと。本を「キレイに」するための行程なので、「化粧」と呼んでいる。別に、本にファンデーションを塗ったり、アイラインを引いたりしてるわけではないので、念のため。

 閑話休題。
 とにもかくにも、△△製本所の社長が「まいどぉ~♪」とやってきた時点で、せっせと作った×××を、表立っては会社内に持ち込めなくなっていまうわけだが、そうかといって、いつまでも製本部に積み上げていたのでは最後の「化粧」ができないから、そこは密かに、こっそりと、社内の、人目につかない場所に運び込んでおかねばならない。
「表の道は通るな! 裏道を使うんやっっっ!」
 かくて、ミッションは決行されるのである。
 どんな場所でも、裏通りというのは、表通りと違ってデコボコしていることが多い。台車に×××を積んで運ぶのはいいが、ガタガタと揺れるので、落下しやすい。しかも、急いで運ぼうとすると、台車の車輪がガラガラと音を立てて「何事や」と言われかねないから、ふたり一組(ひとりは台車を押す役、もうひとりは台車の上の×××を抑える役)で、息をひそめつつ密かな前進を続けることになる。
 ごくごく普通の印刷会社で、ごくごく普通に編集作業を仕事としていたはずなのに、いったい何が悲しくて、こんな人目をしのぶ作業をやる羽目になってしまったのさ、私! と、誰もが思っていたに違いないが、こういう極度の(というほどでもないが)緊張が続くと、人間、なぜが精神状態が異様にハイになるものである。
 ハイにでもならなきゃ~やっとられんわっ! というのもあったが、何しろそこは、どんな状況でも何かしゃべっていないと落ち着かない大阪人の集団なので、
「この状況、ほとんど『コンバット』のノリや」
と、言い出す同僚が出てくるかと思えば、
「いや~、ここは『コンバット』というより、アレやろう」
と、台車を押しながら、チャッチャッチャチャ♪ チャッチャッチャチャ♪ と、あの懐かしのメロディーを、半ばヤケクソで口ずさみつつ、
「おはよう〇〇君(同僚の名)、今日の君の任務だが………」
などと口走って、一応仕事中だというのに、『スパイ大作戦』ごっこを始めるバカまで出てくる始末だった。そのバカとは、私のことであるが。
 ちなみに、何とか無事に(つまり秘密裏のうちに)×××を運び終え、△△製本所の社長も、何も気づかず帰っていったあとで、どうせハイになったついでやから、と、
「いや~、今日の気分は『スパイ大作戦』そのものでしたわ!」
と言ってやったら、うちの社長以下、社員一同に、なぜか異様にウケたと記憶する。別に、ウケようと思って言ったんではないんですがね………。

 ところで、『スパイ大作戦』。
 1966年に、アメリカで始まったテレビドラマ。日本での放送は1967年、まさに今から50年前だが、この当時の本放送については、私は、たとえ見たとしても、記憶できる歳ではないので、念のため。
 人気のドラマだったので、かなり繰り返し再放送されていて(今もどこかでされているはず)、私が見たのは、その再放送のほうである。
 そして、『スパイ大作戦』とは、放送に合わせてつけられた日本語のタイトル。
 英語の原題は、『 Mission Impossible 』。
 トム・クルーズ主演の大ヒット映画、『ミッションインポッシブル』が、このドラマをもとに製作されたものだ、と私が知ったのは、遅すぎるというか間が抜けてるというか、映画がテレビ放送された時だった。
 何しろ、テレビドラマのタイトルは『スパイ大作戦』で覚えてしまっているし、英語の原題のことなんか知らないから、『ミッションインポッシブル』と、タイトルだけ聞いても、全然、ピンとこない。
 映画に流れたテーマ曲を聞いて、やっと、「あ~~~!」と気づいたクチなんである。
 ビルの側面を突っ走るイーサン・ハントに、「ぎょえ~~~っ!」と叫びつつ、「うう~む、50年前にテレビのほうで、これができていたら………」と、思わず考えたが、いくら、当時のアメリカの特殊映像技術が、日本のそれをはるかに上回るものであっても、そりゃ~無理というものだわな。


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Comments

どこぞの週刊誌が同業他社の中吊り広告を盗み見したとかしないとかいうのも、スパイごっこなのだろうか(^m^)
ぷぷっ(^^ゞ
それは確かにスパイ大作戦ですね。
私も印刷業界にいたので、
その見せられないってわかります。
にゃはははははw 大変な仕事なのですね~w
って笑いごとではないと思うのですがw
その昔、デザイン会社にいた事があって色々と思い出しました
なつかし~!



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