チイチイパッパ~♪ チイパッパ~♪ スズメの学校の先生はぁ~~~♪
と、歌っているのかどうかは定かでないが、朝は、スズメたちがよく鳴いている。
スズメといえば、あれは、レンがまだ若かった頃だから、今から十数年前のことになるだろうか。網戸だけ閉めた窓のそばで、レンがお座りして外を見ていたので、私は何気なく、
「レン君、スズメさんが鳴いてるねぇ~」
と、レンを抱き上げて、ベランダに出た。本当に、ただただ、何気なく、そうしただけなのだが。
その途端。
それまで、チュンチュン、チッチッ、と明るくさえずっていたスズメの声が、一変した。
ヂヂッ! ヂヂヂッ! ジュヂヂヂヂィッ!
私は鳥の鳴き声については、ほとんどよく判らないけれど、素人目(いや、この場合は素人耳か?)にも明らかな、威嚇の鳴き声に変化したのだ。
え? なんで? 私が何かやったっけ………?
スズメの鳴き声が変化した原因が、私自身ではなくて、私が抱っこしているレンのほうにあったのだ、と気がつくまでに、数秒の時間を要した。
よく考えたら(いや、よく考えなくたって)、私にとっては可愛い可愛い愛猫であっても、スズメの立場に立ってみれば、猫は天敵中の天敵なのだ。
いくら飼い主と一緒だったからといって、スズメが、猫に対して警戒しないほうがどうかしている。彼らがどこで鳴いていたのかは判らないが、脊椎動物の中で、もっとも視力が良いのは鳥類だというから、ベランダに出てきた猫の姿を発見するなど、朝飯前であっただろう。
あの鳴き声は、威嚇と同時に、周囲の仲間に危険を知らせる警戒警報だったのだ。
「猫発見! 猫発見! ベランダに猫発見! 猫警戒警報発令~~~っ!」
とでも叫んでいたのだろう、と推察できる。
まぁ、もっとも………
と、スズメの威嚇の声を聞きながら、私は、レンを見て考えた。
ただでさえ、本棚の上を普通に歩いていて、足を踏み外すドンくさい猫なのだ。スズメの目から見れば、どんなにドンくさかろうと猫は猫、ということになるだろうが、飼い主の私がどう贔屓目に見ても、レンが、そこらのスズメに飛びかかって捕らえることができるとは、残念ながら、思えない。
何しろ、一度ベランダにハトが舞い降りてきた時でさえ、しばらくの間、気がつかずにボ~~~ッとしていたことがあるくらいだ(さすがに、ハトに気がついたあとは、窓めがけて突進していったが)。
もしかしたら、スズメたちも、そこのところはちゃんと見抜いていて、
「猫やでぇ~~~猫やでぇ~~~! ベランダに猫が出てきたでぇ~~~! 飼い主に抱っこなんかされてる、かなりトロそうなおデブやけど、一応、猫は猫やでぇ~~~!」
なんて感じで、叫んでいたとしても、不思議は………ないな、多分。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
新作できました♪ ハンドメイドマーケット「tetote」に出品中♪

作品名:【送料無料】作品20 猫とピアノの巾着入り買い物バッグ
クリエイター:ねこぎんちゃく
作品価格:1,510円
作品の詳細をもっと見る
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
ハンドメイドマーケット「tetote」でのクリエイター名は、「ねこぎんちゃく」と申します。
猫と巾着、猫の腰ぎんちゃく、などと考えていたら、こんな名前になりました♪
クリックすると、ワタシのクリエイターページへジャンプします。
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あしからず、ご了承くださいませ。
ブログ拍手を設定しましたので、お時間のないかたは、こちらからどうぞ♪
ただ、こちらのコメレスも、申し訳ありませんが、休止中となります……。
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スズメといえば、あれは、レンがまだ若かった頃だから、今から十数年前のことになるだろうか。網戸だけ閉めた窓のそばで、レンがお座りして外を見ていたので、私は何気なく、
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あの鳴き声は、威嚇と同時に、周囲の仲間に危険を知らせる警戒警報だったのだ。
「猫発見! 猫発見! ベランダに猫発見! 猫警戒警報発令~~~っ!」
とでも叫んでいたのだろう、と推察できる。
まぁ、もっとも………
と、スズメの威嚇の声を聞きながら、私は、レンを見て考えた。
ただでさえ、本棚の上を普通に歩いていて、足を踏み外すドンくさい猫なのだ。スズメの目から見れば、どんなにドンくさかろうと猫は猫、ということになるだろうが、飼い主の私がどう贔屓目に見ても、レンが、そこらのスズメに飛びかかって捕らえることができるとは、残念ながら、思えない。
何しろ、一度ベランダにハトが舞い降りてきた時でさえ、しばらくの間、気がつかずにボ~~~ッとしていたことがあるくらいだ(さすがに、ハトに気がついたあとは、窓めがけて突進していったが)。
もしかしたら、スズメたちも、そこのところはちゃんと見抜いていて、
「猫やでぇ~~~猫やでぇ~~~! ベランダに猫が出てきたでぇ~~~! 飼い主に抱っこなんかされてる、かなりトロそうなおデブやけど、一応、猫は猫やでぇ~~~!」
なんて感じで、叫んでいたとしても、不思議は………ないな、多分。
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クリエイター:ねこぎんちゃく
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