まだ若かりし頃の一時期、菓子やパン作りがマイブームだったことがある。
なんだか規定量では物足りないから、と、レシピの倍以上のブランデーをぶち込んだブランデーケーキを作ってみたり、勢いにまかせてティラミスまで作ってしまったことがあるから、我ながら、相当ハマっていたのだと言える。
当然ながら、既定の倍のブランデーを入れたブランデーケーキは、お酒の飲めない人だったら香りだけで酔っぱらいそうなシロモノとなり(私は平気だったが)、ティラミスに至っては、作ること自体は成功したものの、とにかく手間がかかりすぎるのに閉口して、二度と作らなかったけど。
そして判ったことはと言えば、ケーキのような洋菓子作りも楽しいが、それ以上に楽しい、というかストレス解消にもってこいなのは、、パン作りのほうではないか、ということだ。
ケーキ類の生地はデリケートで、粉と混ぜ合わせる時なども、切るように静かに、さっくりと混ぜねばならない。乱暴にかき混ぜたりしたが最後、ケーキのふんわり感は台無しとなる。
しかし、パンの生地は、その逆なのである。
こねなければ、意味がない。
強力粉とイースト、そしてぬるま湯を混ぜ合わせたら、あとは、こねる。
ひたすら、こねる。こねてこねて、こねまくる!
こねながら、生地を伸ばして引きちぎったり、台の上にベチン、ベチンと叩きつけたって、全然OK。
こねて一次発酵させたら、再び、こねまくり、伸ばして叩きつけ………
けっこうな力仕事だが、実は、これが楽しいのだ。
デリケートに扱う必要などないから、粗忽で大雑把でいい加減な私にはぴったりだし、何より、ストレス発散には最適なんである!
顔を見るのもイヤ~な上司やオバタリアン、無茶ばかり言ってくる発注先の顔を思い浮かべつつ、パン生地をこねる。こねながら、むぎゅ~っと力を込め、ブチンと引きちぎり、台に叩きつけ、再び丸めて体重をかける!
「この野郎、この野郎………! こうしてやる、こうしてやる、こうしてやるぅ~~~っ!」
時々、上記のようなセリフがマジで飛び出してきたりもするが、別に、ホンマの人間相手に首を締めあげたりしてるわけではないから、これも、全然OK。
こね終わったあとは、実にスッキリ爽快である。皆さんもお試しあれ。
ただ、私の場合、ついつい、こねる手に恨みが………じゃなかった、力が入りすぎて、トンデモナイことになった経験も、実は、あるのだ。
パン生地を力任せにこね上げ、両手で思いっきり引き伸ばし、台の上に叩きつけてやろうと盛大に振り上げた次の瞬間……事件というか、悲劇は起きた(いや、喜劇かも?)。
振り上げた時に勢いがつきすぎて、生地が離れてしまったのだ。私の手から。
制御を失ったパン生地は、振り上げられた時の勢いをそのまま、頭上の蛍光灯にブチ当たった。
飛び散る小麦粉、舞い散るホコリ(蛍光灯の)。
ホコリとともに落下する、パン生地。
「あ………」
としか、声の出しようがなかった私………(こんな場合、他に何と言え、と?)
脱力感というか虚脱感というか(おんなじか?)、表現不可能な無力感におそわれつつ、まさか蛍光灯のホコリまみれになったパン生地を焼いて食べる気にはなれなくて、そのまま台所のゴミ袋に放り込んだが。
私の菓子作りやパン作りのマイブームは、この時を境に、急速に熱が冷めていった、ような気がするのは、錯覚ではないと思う、多分。
蛍光灯のホコリとともに、ぼてっと落下してきた、パン生地。
何度思い返しても………笑うしかない光景であった。
脱力感に浸りたい時は、ぜひ、皆さんもお試しあれ。あとの掃除が、ちょっと大変だけど(そこらじゅう、小麦粉と蛍光灯のホコリだらけになるから)。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
ハンドメイドマーケット「tetote」に出品中♪

作品名:【送料無料】作品27 黒白猫ちゃんのグラニーバッグ
クリエイター:ねこぎんちゃく
作品価格:1,810円
作品の詳細をもっと見る
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
ハンドメイドマーケット「tetote」でのクリエイター名は、「ねこぎんちゃく」と申します。
猫と巾着、猫の腰ぎんちゃく、などと考えていたら、こんな名前になりました♪
クリックすると、ワタシのクリエイターページへジャンプします。
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ケーキ類の生地はデリケートで、粉と混ぜ合わせる時なども、切るように静かに、さっくりと混ぜねばならない。乱暴にかき混ぜたりしたが最後、ケーキのふんわり感は台無しとなる。
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パン生地を力任せにこね上げ、両手で思いっきり引き伸ばし、台の上に叩きつけてやろうと盛大に振り上げた次の瞬間……事件というか、悲劇は起きた(いや、喜劇かも?)。
振り上げた時に勢いがつきすぎて、生地が離れてしまったのだ。私の手から。
制御を失ったパン生地は、振り上げられた時の勢いをそのまま、頭上の蛍光灯にブチ当たった。
飛び散る小麦粉、舞い散るホコリ(蛍光灯の)。
ホコリとともに落下する、パン生地。
「あ………」
としか、声の出しようがなかった私………(こんな場合、他に何と言え、と?)
脱力感というか虚脱感というか(おんなじか?)、表現不可能な無力感におそわれつつ、まさか蛍光灯のホコリまみれになったパン生地を焼いて食べる気にはなれなくて、そのまま台所のゴミ袋に放り込んだが。
私の菓子作りやパン作りのマイブームは、この時を境に、急速に熱が冷めていった、ような気がするのは、錯覚ではないと思う、多分。
蛍光灯のホコリとともに、ぼてっと落下してきた、パン生地。
何度思い返しても………笑うしかない光景であった。
脱力感に浸りたい時は、ぜひ、皆さんもお試しあれ。あとの掃除が、ちょっと大変だけど(そこらじゅう、小麦粉と蛍光灯のホコリだらけになるから)。
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クリエイター:ねこぎんちゃく
作品価格:1,810円
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お釜パン(炊飯器で簡単に作る物)が多いです
けど、ヤッパリ捏ねる所は自分でやるんですが
自分にイラつくと、作りたくなるんで、気持ち
が内向きだからか? 振り上げる時は、そんな
上まで上げず、低い所で地味に叩きつけてるん
でしょうね~
でも、念の為、蛍光灯も掃除しておこう…。