猫はきれい好きな動物。
排泄行為のあとは、砂かけを欠かさない……ものだと、思っていたのだが。
猫を飼ってみて判ったのは、この砂かけ行動ひとつをとってみても、猫それぞれの個性が出る、ということだ。十人十色ならぬ十猫十色。我が家の3匹の砂かけは、同じ猫かと疑いたくなるくらい、異なっている。
一番、ごくごく「普通」の砂かけをしたのは、長男のレンだった。小の時も大の時も、そこそこの量の砂を、ザッザッと軽くかけてから、出てきた。
いや、一度だけ、大の時に砂をかけ忘れたことがある。たまたまそばにいた私が、トイレをのぞいて、
「レン君、お砂をかけてないよ~?」
と声をかけたら、なんと!
ズドドドッ、と音を立てて駆け戻ってきて、トイレに飛び込み、いつものようにザッザッと砂かけをしたのには、驚いた。この子、人の言葉をちゃんと理解してる! と、親バカちゃんりん丸出しで感動したものだ。
対して、次男猫のタカヤはというと、これが、我が家では一番「ずぼら」な猫である。まぁ、ずぼらといっても、そこは猫。砂かけをしないというわけではない。
ただし、大の時に限る。彼は、小の時は砂をかけないのだ。
消臭効果抜群のヒノキの砂を使っているので、小のほうは砂をかけなくても殆ど臭わないし、大の時はきちんと砂をかけてくれるので、これくらいのずぼらは、許容範囲内として大目に見ている。
そして、三男坊のマルだが。砂かけにおいて、一番問題行動が多いのは、実は、我が家では彼である。といっても、砂かけを全然しない、というのではない。その逆だ。彼は、砂をかけすぎるのだ!
小の時も大の時も、マルは、せっせと砂をかける。それはもう入念に、そして盛大に!
出したブツの上に、砂をてんこ盛りにしないと気が済まないらしい。
あまりにも入念の度が過ぎて、ブツがどこへ行ったか判らなくなるなど、日常茶飯事。マルが我が家に来て以来、猫トイレを掃除する時の私は、殆ど遺跡の発掘作業でもしてるような気分に陥っている。特に小の時など、砂の山をかなり慎重にほぐさないと、固まっているはずの砂を突き崩してしまうのだ。
慎重に掘り進んだその結果、恐竜の骨でも出てきてくれればウレシイが、お出ましになるのは猫のブツ。化石発見の感動などとは、ほど遠い。
ザッザッ、ザッカザッカ、と砂をかけまくる音が聞こえると、「ああ、マルだな」と、すぐ判る。ほどほどにしてくれないものか、と、彼が砂かけ中のトイレの前に立ち、
「マル君、そろそろ出てきてよ」
「もう、そのくらいでいいでしょうが」
「あとのお掃除が大変なんだよっ!」
と声をかけたこと数知れず。もちろん、効き目はない。
私から何と言われようと、トイレの砂かけはてんこ盛りに限る、と、固く固く信じてやまないらしい。
マル自身の大と小が、砂でてんこ盛りにされることについては、まぁいいというか、もう仕方がないというか、私もあきらめて久しいのだが。
つい先日、タカヤが小のほうを済ませて、いつもの通り、砂かけをせず出てきたところに出くわした。すると、トイレのそばにいたマルが、間髪をおかず、タカヤが出てきたばかりのトイレの中に入っていく。彼も用を足したかったのか、と何気なく見ていたら………にゃんと!
マルは、砂をかけられていないタカヤの小の痕跡の上へ、大真面目な顔でザッザッと砂をかけ、そして、自分は用を足すことなく出てきたのである!
自分の痕跡だけでは飽き足らず、他猫の痕跡にまで砂をかける猫なんて、初めて見た。初めてといっても、私が直接知っているのは我が家の3匹だけだが。
それからも、時々、マルがタカヤの小の痕跡に砂かけをするところを目撃した。毎回毎回、というわけではなさそうだが、タカヤが用を足した直後の場に居合わせた時、この行動に出ることが多い(と思う)。
これも、きれい好きが成せるワザ?
こんな猫、ほかにもいますかね?
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排泄行為のあとは、砂かけを欠かさない……ものだと、思っていたのだが。
猫を飼ってみて判ったのは、この砂かけ行動ひとつをとってみても、猫それぞれの個性が出る、ということだ。十人十色ならぬ十猫十色。我が家の3匹の砂かけは、同じ猫かと疑いたくなるくらい、異なっている。
一番、ごくごく「普通」の砂かけをしたのは、長男のレンだった。小の時も大の時も、そこそこの量の砂を、ザッザッと軽くかけてから、出てきた。
いや、一度だけ、大の時に砂をかけ忘れたことがある。たまたまそばにいた私が、トイレをのぞいて、
「レン君、お砂をかけてないよ~?」
と声をかけたら、なんと!
ズドドドッ、と音を立てて駆け戻ってきて、トイレに飛び込み、いつものようにザッザッと砂かけをしたのには、驚いた。この子、人の言葉をちゃんと理解してる! と、親バカちゃんりん丸出しで感動したものだ。
対して、次男猫のタカヤはというと、これが、我が家では一番「ずぼら」な猫である。まぁ、ずぼらといっても、そこは猫。砂かけをしないというわけではない。
ただし、大の時に限る。彼は、小の時は砂をかけないのだ。
消臭効果抜群のヒノキの砂を使っているので、小のほうは砂をかけなくても殆ど臭わないし、大の時はきちんと砂をかけてくれるので、これくらいのずぼらは、許容範囲内として大目に見ている。
そして、三男坊のマルだが。砂かけにおいて、一番問題行動が多いのは、実は、我が家では彼である。といっても、砂かけを全然しない、というのではない。その逆だ。彼は、砂をかけすぎるのだ!
小の時も大の時も、マルは、せっせと砂をかける。それはもう入念に、そして盛大に!
出したブツの上に、砂をてんこ盛りにしないと気が済まないらしい。
あまりにも入念の度が過ぎて、ブツがどこへ行ったか判らなくなるなど、日常茶飯事。マルが我が家に来て以来、猫トイレを掃除する時の私は、殆ど遺跡の発掘作業でもしてるような気分に陥っている。特に小の時など、砂の山をかなり慎重にほぐさないと、固まっているはずの砂を突き崩してしまうのだ。
慎重に掘り進んだその結果、恐竜の骨でも出てきてくれればウレシイが、お出ましになるのは猫のブツ。化石発見の感動などとは、ほど遠い。
ザッザッ、ザッカザッカ、と砂をかけまくる音が聞こえると、「ああ、マルだな」と、すぐ判る。ほどほどにしてくれないものか、と、彼が砂かけ中のトイレの前に立ち、
「マル君、そろそろ出てきてよ」
「もう、そのくらいでいいでしょうが」
「あとのお掃除が大変なんだよっ!」
と声をかけたこと数知れず。もちろん、効き目はない。
私から何と言われようと、トイレの砂かけはてんこ盛りに限る、と、固く固く信じてやまないらしい。
マル自身の大と小が、砂でてんこ盛りにされることについては、まぁいいというか、もう仕方がないというか、私もあきらめて久しいのだが。
つい先日、タカヤが小のほうを済ませて、いつもの通り、砂かけをせず出てきたところに出くわした。すると、トイレのそばにいたマルが、間髪をおかず、タカヤが出てきたばかりのトイレの中に入っていく。彼も用を足したかったのか、と何気なく見ていたら………にゃんと!
マルは、砂をかけられていないタカヤの小の痕跡の上へ、大真面目な顔でザッザッと砂をかけ、そして、自分は用を足すことなく出てきたのである!
自分の痕跡だけでは飽き足らず、他猫の痕跡にまで砂をかける猫なんて、初めて見た。初めてといっても、私が直接知っているのは我が家の3匹だけだが。
それからも、時々、マルがタカヤの小の痕跡に砂かけをするところを目撃した。毎回毎回、というわけではなさそうだが、タカヤが用を足した直後の場に居合わせた時、この行動に出ることが多い(と思う)。
これも、きれい好きが成せるワザ?
こんな猫、ほかにもいますかね?
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あんずはすこしでもトイレがとごれていたら場外でした(笑)