少し前、つまり6月の下旬、無事にできあがった梅シロップから、シワシワになった梅の実を取り出し、砂糖と煮込んでジャムにした。そのまま食べてもけっこう美味しかったが、数にして100個以上の梅の実、食べ切るには時間がかかりそうだったので、ジャムにしたほうが保存がきくだろうと考えたんである。
ジャムを作るホーロー鍋は、ある。
若い頃は、イチゴやキウイを、よくジャムにしたことがあって、その時に買っていた大きな鍋だから、シワシワの梅の実なら、2瓶分は楽に入る。
鍋はあるが………問題は砂糖だ。
うちに、砂糖、あったっけ?
砂糖のない家なんて、あるわけないでしょ~、と言われそうだが、我が家では、もう20年以上前から、普通の白砂糖は買っていないし、置いていないのだ。
父が糖尿病と診断されてしまったためで、とにかく料理の甘味料として砂糖を使うことがなくなったので、必然的に買わなくなった。調味料ケースにも、砂糖は入っていない。
こりゃ、砂糖だけ買いに行かないとダメかな、と思いかけて、ふと、気がついた。
そうだ、普通の白砂糖はないけど、ヨーグルトの粉砂糖なら、ある、と!
昔、プレーンタイプのヨーグルトには、必ず小さな粉砂糖の袋がついていた。メーカーによって重さは違うが、だいたい5グラム入りか8グラム入りの。
あの砂糖の袋がヨーグルトに入らなくなって、もう何年になるかは忘れたが、入っていた当時の粉砂糖の袋を、うちでは、母が全部、「捨てるのも勿体ないし、何かの時に砂糖が入り用になったら使えばいいから」と、保管してあったのだ。
実際、梅酒の梅でジャムを作るとき、母は、保管してあった、この粉砂糖を使っていた。
母にわざわざ聞くまでもない。あの粉砂糖、まだまだあるはずだ!
キッチンの引き出しの奥をあさると、果たして、タッパーにぎっしりと詰められた粉砂糖の袋が、お出ましになった。スーパーの従業員として、一応書いておくのだが、砂糖や塩には、厳密な意味での消費期限は、ない。高温多湿など条件の悪い場所で保管したりしない限り、少々のことでは品質に問題が出ないのが、砂糖と塩なんである。
ああ、もちろん、未開封の場合に限るけど。
シロップから出した梅の実の重さを計って、それに見合った量の粉砂糖(だいたい梅の実の半分ぐらいの重さ)を鍋にブチ込んでも、タッパーの中には、まだ、あと数回分はジャムづくりに使えそうなほど、粉砂糖の袋が詰まっていた。
やれやれ、まったく、何年分の粉砂糖をため込んでいたんだろう。ヨーグルトに粉砂糖がつかなくなってよかった。そうでなかったら、我が家の粉砂糖は、使う機会もそうそうないまま、増加の一途をたどったにちがいない。
母は、昔人間にしては珍しく、あまりモノをため込んだり買い込んだりしない人なのだが、そこはやはり戦前生まれ(受けた教育は戦後のものですが)、こういうところに、昔人間の片鱗が見られるというのが、面白い。
まぁ、ため込んでいたのが砂糖でよかった。
本で読んだのだが、人によっては、梅干しを食べたあとの梅の種を、箱にぎっしりとため込んでいた、なんて人も、いらっしゃるようで………。
梅干しの種。どうするつもりだったんでしょうなぁ、その人。
え? 私が作った梅ジャムですか?
ちゃんと出来ましたよ。梅の種を取りだすのが、ちょっと大変だったけど。
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若い頃は、イチゴやキウイを、よくジャムにしたことがあって、その時に買っていた大きな鍋だから、シワシワの梅の実なら、2瓶分は楽に入る。
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うちに、砂糖、あったっけ?
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父が糖尿病と診断されてしまったためで、とにかく料理の甘味料として砂糖を使うことがなくなったので、必然的に買わなくなった。調味料ケースにも、砂糖は入っていない。
こりゃ、砂糖だけ買いに行かないとダメかな、と思いかけて、ふと、気がついた。
そうだ、普通の白砂糖はないけど、ヨーグルトの粉砂糖なら、ある、と!
昔、プレーンタイプのヨーグルトには、必ず小さな粉砂糖の袋がついていた。メーカーによって重さは違うが、だいたい5グラム入りか8グラム入りの。
あの砂糖の袋がヨーグルトに入らなくなって、もう何年になるかは忘れたが、入っていた当時の粉砂糖の袋を、うちでは、母が全部、「捨てるのも勿体ないし、何かの時に砂糖が入り用になったら使えばいいから」と、保管してあったのだ。
実際、梅酒の梅でジャムを作るとき、母は、保管してあった、この粉砂糖を使っていた。
母にわざわざ聞くまでもない。あの粉砂糖、まだまだあるはずだ!
キッチンの引き出しの奥をあさると、果たして、タッパーにぎっしりと詰められた粉砂糖の袋が、お出ましになった。スーパーの従業員として、一応書いておくのだが、砂糖や塩には、厳密な意味での消費期限は、ない。高温多湿など条件の悪い場所で保管したりしない限り、少々のことでは品質に問題が出ないのが、砂糖と塩なんである。
ああ、もちろん、未開封の場合に限るけど。
シロップから出した梅の実の重さを計って、それに見合った量の粉砂糖(だいたい梅の実の半分ぐらいの重さ)を鍋にブチ込んでも、タッパーの中には、まだ、あと数回分はジャムづくりに使えそうなほど、粉砂糖の袋が詰まっていた。
やれやれ、まったく、何年分の粉砂糖をため込んでいたんだろう。ヨーグルトに粉砂糖がつかなくなってよかった。そうでなかったら、我が家の粉砂糖は、使う機会もそうそうないまま、増加の一途をたどったにちがいない。
母は、昔人間にしては珍しく、あまりモノをため込んだり買い込んだりしない人なのだが、そこはやはり戦前生まれ(受けた教育は戦後のものですが)、こういうところに、昔人間の片鱗が見られるというのが、面白い。
まぁ、ため込んでいたのが砂糖でよかった。
本で読んだのだが、人によっては、梅干しを食べたあとの梅の種を、箱にぎっしりとため込んでいた、なんて人も、いらっしゃるようで………。
梅干しの種。どうするつもりだったんでしょうなぁ、その人。
え? 私が作った梅ジャムですか?
ちゃんと出来ましたよ。梅の種を取りだすのが、ちょっと大変だったけど。
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今は、ヨーグルト自体、牛乳を買ってきて自宅で作る様になったので、粉砂糖は増えなく
なりましたが、マダマダ残ってて、お菓子作りや煮物作りに活躍中…。
梅干しの種は… プライヤー(工具)で割って、中の、「仁」とか「天神様」とか呼ばれ
てる所を食べてしまうので、箱に溜める事はないですけどね~