刑事ドラマの演出は、どこまでが現実の捜査と同じで、どのあたりが違っているのか?
なんて番組を、ちょっと前に、NHKのBSで、ちらっと見たことがある。ちょっと、といっても8月頃のことで、それを「ちょっと前」と言っていいのかどうかは疑問符であるが。
風呂に入らなきゃならなかったので、本当に「ちらっと見た」だけなんだけど。
確かビートたけしが司会?をやってて、「ちらっと見た」だけでも、なかなか面白かった。
例えば、「〇〇〇殺人事件捜査本部」と書かれた紙が、その捜査本部の入り口に貼られているのをドラマでよく見る、というか、あれの出てこない刑事ドラマは見たことがないような気もするけれど。あの紙に書かれたタイトルのことを、ドラマでは「戒名」と呼ぶ。この呼び名は「現実あるある」でもあって、いわゆる警察関係者の間で使われる隠語みたいなものだ。
被害者のご遺体に、現場検証の刑事たちが合掌する。これもまた、「ドラマあるある」であると同時に「現実あるある」なのだそうで、さて、それでは、その現場検証における刑事や鑑識の皆さん方は、実際には、どんな格好をしているか?
その1。両手に白手袋。
これは、刑事ドラマが今ほどリアルではなかった頃から、ドラマのほうでも当然のように「あるある」だったはずだと思う。現場に部外者の指紋を残したりしないように、現実の刑事さんはもちろん、ドラマの刑事も例外なく白手袋をはめている。ちなみに実際の刑事の場合はもっと徹底していて、現場の物証に不用意に手を触れないよう、ズボンのポケットに両手を突っ込んだ状態で見てまわるのだそうである。
その2。両足に透明なビニールの靴カバー。
これは、昔の刑事ドラマの再放送を見ていると判るけど、少し前まで、「現実あるある、ドラマないない」だった。最近のドラマでは、やはり、リアル感重視のためだろうか、ドラマのほうでも「あるある」になっている場合が多い。
現場に不要な下足痕を残したり、靴底の土を持ち込んだりしないために、靴の上から、あるいは靴を脱いだ上から(現場が外とは限らない)、ちょっとブカブカな感じのビニールのカバーで、足首から下を覆うわけだ。
その3。頭に透明のヘアキャップ。
これは………こればかりは………いかにリアル感を重視したくとも、ドラマでは「ないない」の設定にせざるを得ない、しかし、現実においては絶対に、身につけねばならないアイテムである、らしい。
透明のヘアキャップ。
女性ならばご存じだろう。風呂に入る時、髪の毛が湯船に浸からないように、頭にかぶるアレのことだ。現実の刑事や鑑識の皆さんは、現場に入る時は必ず、このヘアキャップを装着なさる、とのこと。
だって、人間の髪の毛は、何もしなくとも1日に200本以上、抜け落ちると言われている。頭頂部の毛の量や前髪の生え際の後退が気になる人には、ギョッとする話だと思うが、本当のことだ。
現場の髪の毛。
科学捜査が進んだ現在、これは現場に誰がいたかを特定する、重要な証拠のひとつ。その現場に、ドラマの刑事の皆さんがたは、ヘアキャップなしで堂々と立ち入っておられるようだが………これは立派な「現実ないない」。大事な物証の中に、不必要な刑事の髪の毛がまぎれ込んでは、エライことである。
では、何故、ドラマのほうではヘアキャップをかぶらないのか?
理由は至極単純で、せっかくヘアメイク係がセットした髪が、台無しになってしまうから。
そしてもうひとつ。演じる役者のイメージダウンにつながりかねない、というのが理由らしい。
うう~ん、そりゃそうだ。美男美女(でない場合もあるが)の、ヘアキャップ姿。そんなものを画面に出したら、シリアスなはずの刑事ドラマが、一瞬でお笑いの世界に転じてしまう。
さあ、皆さんも想像してみましょう。
「捜査一課9係」のメンバーのヘアキャップ姿を。
「相棒」の右京さんのヘアキャップ姿を。
「遺留捜査」の糸村さんのヘアキャップ姿を。
「臨場」の倉石さんのヘアキャップ姿を(彼は刑事じゃなくて検視官ですが)。
「科捜研の女」のマリコさんや土門さんのヘアキャップ姿を。
「刑事7人」の天樹さんのヘアキャップ姿を(東山紀之のヘアキャップ、イメージダウン以前の問題)。
………って、コレみんな、テレビ朝日の刑事ドラマの人気シリーズばっかりだな (-_-;)
別に、テレビ朝日を贔屓したんではない。誰でも知ってる刑事ドラマを上げようと思ったら、ごくごく自然にこうなってしまっただけなので、誤解なきよう(テレ朝は刑事・警察ドラマの人気シリーズが多いのです)。
ちなみに私は、今は亡き渡瀬恒彦も含めた「捜査一課9係」のメンバー全員のヘアキャップ姿を想像してしまい、かなり長いこと、笑いが止まらなくて困った。
やっぱり、アレは「現実あるある」だけにしておいたほうがよろしいようで。
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なんて番組を、ちょっと前に、NHKのBSで、ちらっと見たことがある。ちょっと、といっても8月頃のことで、それを「ちょっと前」と言っていいのかどうかは疑問符であるが。
風呂に入らなきゃならなかったので、本当に「ちらっと見た」だけなんだけど。
確かビートたけしが司会?をやってて、「ちらっと見た」だけでも、なかなか面白かった。
例えば、「〇〇〇殺人事件捜査本部」と書かれた紙が、その捜査本部の入り口に貼られているのをドラマでよく見る、というか、あれの出てこない刑事ドラマは見たことがないような気もするけれど。あの紙に書かれたタイトルのことを、ドラマでは「戒名」と呼ぶ。この呼び名は「現実あるある」でもあって、いわゆる警察関係者の間で使われる隠語みたいなものだ。
被害者のご遺体に、現場検証の刑事たちが合掌する。これもまた、「ドラマあるある」であると同時に「現実あるある」なのだそうで、さて、それでは、その現場検証における刑事や鑑識の皆さん方は、実際には、どんな格好をしているか?
その1。両手に白手袋。
これは、刑事ドラマが今ほどリアルではなかった頃から、ドラマのほうでも当然のように「あるある」だったはずだと思う。現場に部外者の指紋を残したりしないように、現実の刑事さんはもちろん、ドラマの刑事も例外なく白手袋をはめている。ちなみに実際の刑事の場合はもっと徹底していて、現場の物証に不用意に手を触れないよう、ズボンのポケットに両手を突っ込んだ状態で見てまわるのだそうである。
その2。両足に透明なビニールの靴カバー。
これは、昔の刑事ドラマの再放送を見ていると判るけど、少し前まで、「現実あるある、ドラマないない」だった。最近のドラマでは、やはり、リアル感重視のためだろうか、ドラマのほうでも「あるある」になっている場合が多い。
現場に不要な下足痕を残したり、靴底の土を持ち込んだりしないために、靴の上から、あるいは靴を脱いだ上から(現場が外とは限らない)、ちょっとブカブカな感じのビニールのカバーで、足首から下を覆うわけだ。
その3。頭に透明のヘアキャップ。
これは………こればかりは………いかにリアル感を重視したくとも、ドラマでは「ないない」の設定にせざるを得ない、しかし、現実においては絶対に、身につけねばならないアイテムである、らしい。
透明のヘアキャップ。
女性ならばご存じだろう。風呂に入る時、髪の毛が湯船に浸からないように、頭にかぶるアレのことだ。現実の刑事や鑑識の皆さんは、現場に入る時は必ず、このヘアキャップを装着なさる、とのこと。
だって、人間の髪の毛は、何もしなくとも1日に200本以上、抜け落ちると言われている。頭頂部の毛の量や前髪の生え際の後退が気になる人には、ギョッとする話だと思うが、本当のことだ。
現場の髪の毛。
科学捜査が進んだ現在、これは現場に誰がいたかを特定する、重要な証拠のひとつ。その現場に、ドラマの刑事の皆さんがたは、ヘアキャップなしで堂々と立ち入っておられるようだが………これは立派な「現実ないない」。大事な物証の中に、不必要な刑事の髪の毛がまぎれ込んでは、エライことである。
では、何故、ドラマのほうではヘアキャップをかぶらないのか?
理由は至極単純で、せっかくヘアメイク係がセットした髪が、台無しになってしまうから。
そしてもうひとつ。演じる役者のイメージダウンにつながりかねない、というのが理由らしい。
うう~ん、そりゃそうだ。美男美女(でない場合もあるが)の、ヘアキャップ姿。そんなものを画面に出したら、シリアスなはずの刑事ドラマが、一瞬でお笑いの世界に転じてしまう。
さあ、皆さんも想像してみましょう。
「捜査一課9係」のメンバーのヘアキャップ姿を。
「相棒」の右京さんのヘアキャップ姿を。
「遺留捜査」の糸村さんのヘアキャップ姿を。
「臨場」の倉石さんのヘアキャップ姿を(彼は刑事じゃなくて検視官ですが)。
「科捜研の女」のマリコさんや土門さんのヘアキャップ姿を。
「刑事7人」の天樹さんのヘアキャップ姿を(東山紀之のヘアキャップ、イメージダウン以前の問題)。
………って、コレみんな、テレビ朝日の刑事ドラマの人気シリーズばっかりだな (-_-;)
別に、テレビ朝日を贔屓したんではない。誰でも知ってる刑事ドラマを上げようと思ったら、ごくごく自然にこうなってしまっただけなので、誤解なきよう(テレ朝は刑事・警察ドラマの人気シリーズが多いのです)。
ちなみに私は、今は亡き渡瀬恒彦も含めた「捜査一課9係」のメンバー全員のヘアキャップ姿を想像してしまい、かなり長いこと、笑いが止まらなくて困った。
やっぱり、アレは「現実あるある」だけにしておいたほうがよろしいようで。
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なので日々その恰好で捜査していいの??
って思ってました。
まぁ あくまでドラマですからキャップはね(^^ゞ
二枚目俳優さんや美人な女優さんが
真剣な顔してキャップかぶってらた笑っちゃう。