以前にも書いたけど、関西では、何かを収納する時、「しまう」ではなく「なおす」という(ちなみに九州でも、同じ言い方をする地域がある)。
しかし、「なおす」といったら、標準語的には「修理する」こと。
そして東北の某地域では、「修理する」ことを「はそんする」と言う。
はそん、と聞けば、標準語的には「破損」の文字がうかぶであろう。
そんなわけで(どんなわけ?)、関西人と東北人が会話すると、
「ゴメン、これ、なおしといて(しまっておいて)」
「え? これ、はそんするんか?(修理するのか?)」
「はそん? こわしてどないすんねん、なおすんやってば」
「けど、はそんするんなら、専門の業者に頼まんと……」
「こわすのに専門の業者って……なにかのギャグ?」
このように、ほとんどコントのような会話が成立することが、まれに、ある(らしい)。
会話してる当人同士は大真面目だけに、笑っていいのか、悪いのか……。
要は、双方が標準語で会話すれば何の問題もなかったのだろうが、身に染みついた方言や言い回しというやつは、そう簡単に変えられるものではない。
かく申す私も、今でこそ大阪人の端くれだが、子どもの頃は九州に住んでいたことがあるので、ふとしたはずみに、大阪では通じない言葉が飛び出してしまう。
まだ20代のころの勤務先で、おしゃべりがうるさい同僚相手に、
「アンタ、しゃあしいっ!」
と言い放ち、休憩中の周囲の皆さんを、大きな沈黙の渦に巻き込んだことがある。
ちなみに「しゃあしい」とは、両親の故郷である大分県の言葉。
意味合い的には「うるさい!」「やかましい!」という感じで、九州ではごくごく自然に通じる言葉なので(福岡の博多弁だと「しぇからしかっ!」となります)、何も考えず口にしていたのだが。
もちろん、大阪人には、通じなかった。
あの時の周囲の見事な沈黙は、ウン十年が過ぎた今でも、忘れられない……。
しかし、「なおす」といったら、標準語的には「修理する」こと。
そして東北の某地域では、「修理する」ことを「はそんする」と言う。
はそん、と聞けば、標準語的には「破損」の文字がうかぶであろう。
そんなわけで(どんなわけ?)、関西人と東北人が会話すると、
「ゴメン、これ、なおしといて(しまっておいて)」
「え? これ、はそんするんか?(修理するのか?)」
「はそん? こわしてどないすんねん、なおすんやってば」
「けど、はそんするんなら、専門の業者に頼まんと……」
「こわすのに専門の業者って……なにかのギャグ?」
このように、ほとんどコントのような会話が成立することが、まれに、ある(らしい)。
会話してる当人同士は大真面目だけに、笑っていいのか、悪いのか……。
要は、双方が標準語で会話すれば何の問題もなかったのだろうが、身に染みついた方言や言い回しというやつは、そう簡単に変えられるものではない。
かく申す私も、今でこそ大阪人の端くれだが、子どもの頃は九州に住んでいたことがあるので、ふとしたはずみに、大阪では通じない言葉が飛び出してしまう。
まだ20代のころの勤務先で、おしゃべりがうるさい同僚相手に、
「アンタ、しゃあしいっ!」
と言い放ち、休憩中の周囲の皆さんを、大きな沈黙の渦に巻き込んだことがある。
ちなみに「しゃあしい」とは、両親の故郷である大分県の言葉。
意味合い的には「うるさい!」「やかましい!」という感じで、九州ではごくごく自然に通じる言葉なので(福岡の博多弁だと「しぇからしかっ!」となります)、何も考えず口にしていたのだが。
もちろん、大阪人には、通じなかった。
あの時の周囲の見事な沈黙は、ウン十年が過ぎた今でも、忘れられない……。
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意味がわからないと??ですよね
電車の中で大声で話される方に(大阪のおばちゃん集団と中*の方)に言いたい~
うるさおすぇ~って 京言葉で言ってもきいたくれやらへやろなぁ~