手洗い用の石鹸といえば、今やプッシュ式の液体石鹸がメインですが………
これは、石鹸といえば固形であった頃のお話。
とある幼稚園の運動場の、つまり外にある手洗い場にて。
置かれてあった手洗い用の固形石鹸が、次から次へとなくなる事態が発生。
あまりにも頻繁になくなるので、場所が場所だけに、
まさか幼児を狙った変質者の嫌がらせかっ? と保育士たちは戦々恐々(^o^;)
まだ、今のように町の各所に防犯カメラなどなかった時代です。
とにかく犯人を突き止めるため、手洗い場が見える位置に監視カメラを設置。
すると、実にあっけなく犯人が判明………
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ご近所にお住まいのカラス様でした(^o^;)
カラスは賢い鳥ですから、石鹸が食べ物じゃないことは判っていたはず。
おそらく「コレクション」だったのでしょう。
シートン動物記にも、カラスの話がありましたが。
カラスは、実は収集家………人間でいうとコレクターらしいです。
キラキラ・ピカピカしたモノや、白くてツルツルしたモノが大好き♪
カラスを追跡調査すると、彼らは自分だけの秘密の「隠し場所」をもっていて、
そこをこっそり覗かせてもらった人の話によれば………
ガラスの破片、白い陶器の欠片、ビール瓶の王冠、ビー玉 etc ………
どこからもってきたのか、白い碁石まで(^o^;)
碁石なんか、そこらに転がっているわけがない。
人間のお宅から勝手に持ってきた、つまり泥棒したらしい(^o^;)
そんなわけで手洗い場の石鹸も、白くてツルツルしてたから、
カラスにとっては、盗む価値のある魅惑の一品だったのでしょう。
変質者でなくて良かったと、笑い話に終わりましたが、
新品の石鹸を、片っ端から持って行かれてはかなわんので………
幼稚園では、手洗い場に石鹸を置くのはやめたそうです。
まぁ、手洗いは屋内でもできますからね。
そのカラスは、隠し場所に白い石鹸をいくつもため込んで、
それを眺めては、ひとりニヤニヤと悦に入ってたのでしょうか?
光景を想像すると、笑える(^o^)
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ゴミの中の唐揚げとか見つけたら大騒ぎ。
なので油脂で出来てる石鹸も持っていく。
でも齧ってみて不味いから結局はポイってするんだけどね。
まったく迷惑なやつさ(^^ゞ