我が家のお猫様の優雅な毎日

アメショのタカヤ君とマンチカンのマル君、虹の橋のレン君のお気楽日記♪

我が家の長男、一世一代の……

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 大脱走。
 別に、ここでスティーブ・マックィーンの主演映画の話をしようというのではない(スティーブ・マックィーンって誰? と思った若い人は、どうぞ、自分で調べて下さい)。
 大脱走をやらかしたのは、ハリウッドの往年の大スターならぬ、我が家の長男猫である。

 あれは忘れもしない、2004年の5月の某日だったから、ちょうど13年前の今頃か。
 2002年に父が体を壊し、その翌年の2003年、父をひとりで介護していた母を手伝うため、17年間勤めた会社を退職せねばならなかった私は(今でいうところの介護離職というヤツですな)、ちょうどそのころ、早い話がプー太郎の状態で、定期的に失業給付を受け取るためのハローワーク通いをする以外は、ほとんど1日、家にいた。
 今にして思えば、私が次の仕事(といっても、3~4時間勤務のパートとして働くしかないのだが)を見つけるまでの、つまり、朝から晩まで家にいた時期に起こってくれた脱走劇で、実に幸いだったんだなぁ、と………あれから13年が過ぎた今でも、時々、思うことがある。

 朝の6時か、あるいは7時頃だったかもしれない。
 私は、母の、
「大変やっ! レンがいないっっっ!」
との叫び声に、眠気も何もかも吹っ飛んで、飛び起きた。
 結論から先に書いておくと、事の起こりは、母である。ちょうど気候のいい時期だったから、ベランダの窓を開けて網戸だけ閉めていたのだが、そのベランダの網戸を、母が閉め忘れたのだ。
 イヤな予感に駆られた母が、家の中を探し回った時には、レンはすでに、開いたままのベランダ側の窓から外へ、つまりベランダへ出て、さらに最悪なことには、うちのベランダからも姿を消したあとだった。
 私と同じマンション住まいのかたには、よ~くお判りいただけると思うが。マンションの各戸のベランダを仕切るのは、薄い防火扉1枚である。不測の事態、例えば火事などが起こった時、ベランダ伝いに避難できるようにするためで、扉自体は、足で蹴破れるレベルの構造。しかも、扉の下には隙間がある。
 この隙間が問題で、体の柔らかい猫ならば、頭さえ入ってしまえばこっちのもの、簡単にくぐり抜けられるのだ。犬でも、超小型犬のチワワぐらいなら、くぐってしまうかもしれない。
 私が昔、ひとり暮らしをしていた団地でも、同じ階の住人の飼い猫が、我が物顔で私の部屋(もちろん同じ階のすべての部屋ということになる)のベランダを闊歩していた。
「おいおい、せめてもう少し、ひっそりと飼えよ。ここ、一応、ペット禁止なんやから」
と、ベランダを通過する猫を眺めながら、名も知らぬ飼い主にツッコんだものである。

 閑話休題。
 今現在のマンションは、犬猫その他ペットOKなので、ひっそりと飼う必要はどこにもないが。しかし、やはり他人様の部屋のベランダに、他家の猫が堂々と入り込んだのでは、問題である。
 しかも、我が家は同じ階の右端から2番目。左側には、防火扉1枚でベランダのつながった部屋が、10戸以上あった。さらに困ったことには、マンション自体がまだ、築後から半年。つまり新築の状態だったため、その中の何戸かは、まだ入居が開始されていなかったのだ。
 1戸ずつチャイムとインターホンを鳴らして、「すみません、うちの猫を見ませんでしたか?」とたずねる手段も、もちろんあるが、まだ入居前の何戸かには、それができない。レンが、その入居開始前の家のベランダで、くつろいでいたりしたら、それまでだ。
 それに、もっと最悪の可能性もある。ベランダの手すりは、猫なら、楽々と飛び乗れる高さだ。手すりに飛び乗って、足をすべらせ、下に落ちていたりしたら………!
 自慢じゃないが、レンは、本棚の上を普通に歩いていただけで、足を踏み外して落ちるような猫である。手すりに飛び乗ったはいいが、慣れぬ高さに目を回し、3階の高さから下へ落下(我が家は3階である)、という可能性も、十分に考えられるのだ。
 私はまず、その最悪の可能性を一番に考えることにした。
 我が家のベランダの真下を中心に、マンション周辺を、くまなく探索。
「レン! レンく~~~んっ!」
と、恥も外聞もへったくれもなく、大声で呼ばわったことは、言うまでもない。食い意地が張ったレンのことだから、ゴハンの音で走ってくるかもしれない、と考え、ドライフードが入った容器を、ザッカザッカと振り回しながら。
「レンく~~~ん!」
 ザッカザッカ。
「レンく~~~んっ!」
 ザッカザッカザッカ。
「レンく~~~んっ! どこ行ったの~~~っ!」
 ザッカザッカザッカザッカ。
 朝っぱらから何事か、と、ご近所の皆さんは思っただろうが、こっちは大真面目なんである!
 猫とはいえ、3階の高さから落ちたら、どこかにケガをしたかもしれない(まぁ、5階から落ちて平気な猫を見たことがあるが)。そうだとすると、本能的にどこかへ隠れてしまったかもしれず、そうなると、私ひとりで探して見つけられるかどうかは、心もとない。
 こりゃ、管理組合に頼んで、迷い猫のポスターを貼らせてもらうことも考えたほうがエエわな、と、次の対策を考えつつ、一旦、帰宅。もちろん、レンは戻ってきていない。
 父に至っては、
「網戸を閉め忘れたお前が悪いっ!」
と、母相手に怒りだす始末で(確かに原因は母にあるが)、今度は私が、その父相手に激怒。
「今、そんな責任問題を追求してる場合とちゃうわっ! レンを探し出すのが先決やっっっ!」
 猫、もとい犬も食わぬ夫婦ゲンカと親子ゲンカが、あわや、ダブル勃発しかけた、その時。

 リン♪ リン♪ チリ~ン………♪

 え? 今のは鈴の音? そうだ、レンの首輪の鈴の音!
 親子3人、ほぼ同時に、一斉に音のほうへ振り向くと。見慣れた銀色のうずまき模様の毛皮が、我が家のベランダの真ん中に、チョコンと座っているではないか!
「レンっ!」
「レン君っっっ!」
 母と私が同時に叫ぶと、
「ンミャアっ」
 少々お疲れのご様子だが、間違いなく、聞き覚えのある、我が家の長男坊の声だった。
「ンミャア、じゃないよ~~~! どこに行ってたの、も~~~っ!」
 ベランダに飛び出して、座っているレンを抱き上げた時は、正直、その場にへたり込みそうになった。冗談抜きで、一時はどうなることかと思ったのだ。
 外を探し回っていた私が戻った時は、まだベランダにはいなかったから、私が父相手にブチ切れて怒鳴っている間に、左隣のベランダから、防火扉の下をくぐって、戻ってきたのだろう。
 最悪、ベランダから下に落ちたかも、という私の予想は、この時点で、うれしくも外れていたのだった。くじが外れてもうれしくないが、こんなろくでもない予想は、外れてくれて大いに感謝である。

 何しろ、言葉が通じないので、この時のレンの行動については、勝手に想像するしかないのだが、母がレンの不在に気づいてから、そのレンが自分で戻ってくるまでに、たっぷり2時間は経過していたと思う。
 2時間もの間、どこで何をしていたのか?
 おそらく、普段は出られない我が家のベランダをチェックし、防火扉の下をくぐって、左側のお隣へ。そこのチェックを済ませて、今度は、さらに、そのお隣へ。まだ若い好奇心の赴くまま、どんどん、ベランダ伝いに行進していったのではないか。10戸以上ある部屋のベランダをすべてチェックしたあと、たどり着いたのは一番左端のベランダ、つまり行き止まりとなったので、進んできた道(というか、この場合はベランダ)を逆行して、我が家まで引き返してきたのだろう。
 1戸1戸たずねたり、迷い猫のポスターを作成せずに済んだのは、不幸中の幸いである。

 レンの、まさに一世一代の大脱走は、こうして終わりを告げたわけだが、この時の恐怖とトラウマが、我が家に、ひとつの絶対的な家訓をもたらすに至ったのは、言うまでもない。
 洗濯物を干したり、取り込んだりする場合を除いて、どんなに気候のいい時期であろうが、窓も網戸も、決して開け放つこと、相成らず、という家訓である………。


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猫の記憶力を疑う

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 我が家のドアは、窓と玄関を除いては、ほぼ1年じゅう開け放たれている。
 もちろん、猫が家の中を自由に行き来できるようにするためで、夏場と冬場のエアコンの効きが、多少悪くなることを除けば、大した弊害は、今のところはない。
 なお、誤解なきよう最初に付け加えさせていただくと、トイレと風呂場のドアに関しては、常に締め切り状態である。いくらなんでも、ドアを開けたままでトイレや風呂に入る趣味は、ないので。

 閑話休題。
 ドアを開けたままにしておいた場合、そのドアを壁とつないでいる部分、つまり蝶番(ちょうつがい)のところに、2~3センチほどの隙間ができる。ドアを閉めたり動かしたりすると、この蝶番部分の隙間も、自動的に閉じることになるわけだが。
 我が家では、猫の抜け毛対策のため、日に2回のワイパー掃除が欠かせない。そして、ほこりや猫の抜け毛は部屋の隅にたまることが多いので、普段は開けっ放しのドアも、この時ばかりは、一時的に閉められたり開けられたりすることになる。開けられていたドアの裏側にたまったゴミを、ワイパーで取り除くためだ。
 が、私や母がドアを動かして、その裏のゴミを掃除していると、わずかに開いた蝶番部分の隙間から、ワイパーのフワフワ部分、つまり、ほこりをとってくれる部分が、チラチラと見え隠れする。
 この、チラチラのチラリズムが、うちの三男坊マルの本能を、ウズウズ、ソワソワとかき立ててしまうのだ(次男のタカヤは、なぜかほとんど興味を示さない)。
 私と母がワイパーをかけ始めると、ほぼ100パーセントの確率で、目を爛々と輝かせたマルがやってくる。ドアと壁の蝶番の間、わずか2~3センチの隙間に、チョイチョイと前足を突っ込んでは、その向こう側で動くワイパーのフワフワを、何とか捕らえようと、躍起になる。
 猫の本能と言ってしまえばそれまでだが、場所が場所だけに、母も私も気が気ではない。マルが手を突っ込んでいる時に、うっかりドアを閉めたら、どうなるか? 説明するまでもないだろう。
「ほら、危ないよっ!」
「お手手を、そんなとこに入れないのっ!」
「はさんじゃうやろっ!」
「やめなさいってば!」
 掃除のたびに叱りつけるが、まったく効き目はない。
 こりゃ~そのうち、母か私のどちらかが、掃除中に失敗することになるやろな、などと考えていたその矢先に、私の読み通り、その失敗は起きた。
 マルが、ちょうど1歳になるかならないか、ぐらいの頃だったから、2012年の秋頃か。
 のんびりと、自分の部屋にワイパーをかけていた私の耳に、突然………

 グギャギャギャギャアァァァ~~~ッ!

とでも形容するしかない、ものすごい声が聞こえてきて、私は文字通り、飛び上がった。
「な、なにっ? 今のは、なにっっっ?!」
 あまりにすごい声だったので、私は最初、まさかマルの声だとは思わず、つけっぱなしにしていたテレビの効果音とカン違いしそうになったくらいだ。
 そうではないと察したのは、その声に続いて、
「わ~~~っ! ゴメン! マル君、ゴメンっっっ!」
という、母の絶叫が響いたあとだった。
「何をやったんっっっ?!」
と、改めて聞く必要もないだろう。母の答えは予想通り、
「マルのお手手を、ドア(の蝶番の部分)に、はさんでしもた~~~っ!」

 あ~あ~あ~~~~~!
 いつかは、こうなるんじゃないかと思っていた。母がやるか私がやるか、違いはそれだけ。
 ………などと、落ち着いて感慨にふけってる場合じゃない!
 降ってわいた痛みに仰天、半ばパニックを起こしかけたマルを、謝るばかりでオロオロするしかできない母は放っておいて、何とか捕まえ、前足を要チェック!
「はさんだのは、どっちのお手手っ?」
「え~~~と………覚えてない」
 嗚呼、まったく。母はこういう時、全然、頼りにならない。
 仕方ないので、両方の前足を、軽く揉んでみたり、つかんでみたり。爪が剝がれてないかも、入念に確認。マルが何とか落ち着いたころを見計らって歩かせてみたら、何の支障もなく、トコトコと普通に歩き、すぐに走ったりもしてみせてくれたので、やれやれ、ケガはないようだ、と胸をなでおろした私だった。
 猫の足、特に前足は、ぷにぷに、ふにゅふにゅ、と弾力があって柔らかいから、瞬間的にはさまれたくらいだと、さほどの大事にはならないようである。まぁ、運が良かっただけかもしれないが。

 で、それだけ痛い目に遭って、マルが、すっかり懲りてしまい、二度と蝶番の隙間に前足を入れなくなった、ということにでもなってくれたら、一日2回のワイパー掃除が、少しは楽になったと思うのだが。
 どうも、マルの頭脳の中に、懲りるという言葉は存在しないようである。
 彼は今日も、母と私が掃除をするたび、せっせせっせと、蝶番の隙間に、前足を突っ込むのに忙しい。あんなすごい悲鳴を上げたことを、きれいさっぱり、忘れたのだろうか。
 この子ってば、もしかして、かなりのアホなのでは………?
 私は未だに、マルの知能と記憶力について、ちょっと悩み続けている。


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右が左か、左が右か?

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 計算その他、理系に強い部分をつかさどるのは右脳なので、右利きの人より、左利きの人のほうが、理数系には強い傾向があるとか、ないとかいう話を、昔、どこかで聞きかじった気がするが(何せ昔のことなので、今もそう言われてるのかどうか、定かでないが)。
 だとすれば、私が理数系にとことん弱かったのは、生まれついての右利きだったせいも、あるってことだろうか(と、またも責任転嫁先を発見した私)。
 母曰く、「あんたに、矯正の必要なんかなかったよ。最初から、なんでも右手でやってたもの」、とのことで、どうやら、両親も生来の右利きだったらしく、上記の説を信じるとするなら、親の代からの右利きイコール理数系がダメな家族、というのは、見事な遺伝ということになるらしい。

 確かに、親から、箸を持つ手や鉛筆を持つ手を、無理やり変えさせられた記憶はない。
「えっ? 矯正って、左利きを右利きに矯正するのっ?」
と、最近の若い人が聞いたら、びっくりするだろうと思うが、私が子どもの頃、つまり昭和も半ばの時代には、子どもの左利きは、小さいうちに右利きに矯正させるのが、普通だった。
 男の子の場合、左利きも多少は大目に見られていたようだが、女性の場合、私と同世代の人たちの中には、「女の子が左利きなんて、とんでもないっ!」という、意味不明の理由のもと(何が、どう、とんでもないのか判らん)、左利きだったものを右利きに矯正させられた人が、かなりの割合で存在したはずだ。
 今にして思えば、アホなことをしたものだと思う。そんな意味不明の理屈に惑わされていなければ、今ごろ、物理系や数学系でノーベル賞をもらえるリケジョが、どんどん出ていたかもしれぬのに。
 まぁ、今は、矯正などしたら、逆に親が怒られるだろう。子どもの利き手は矯正せず、放っておくべし、と言われるようになったのは、私がとっくに成人したころだったような気がする(かなり記憶が曖昧だが)。

 私が若いころに勤めた印刷会社にも、この、矯正の洗礼を受けた同僚が、何人かいた。
 矯正を受けた子の大半は、まぁ、多少の紆余曲折はあったとしても、小学校にあがる頃までには、ごく普通の右利きの子になっていた(と思う)が、たま~に、矯正の途中の過程で右と左があやふやになり、中途半端な右利き、あるいは、頭の中で左右の定義が不完全な状態のまま、成人してしまう場合がある(らしい)。
 そういえば仕事中、それは右、こっちは左、と指示を受けると、一瞬、動作が固まってしまったり、自転車で走行中に、「左、どっちだっけ?」などと言いだして、一緒にいた私のほうを焦らせた同僚が、いたような、いないような………。
 そんな彼女は、もちろんのこと、運転免許を持っていなかった。
 持っていなくて幸いだ。自転車に乗って、「左はどっちか」と言ってるレベルなら、まだいいが(あまりよくないか)、車の運転席で、それをやられたら、どうなるか。想像するだに、恐ろしい。

 まぁ、左右をきちんと把握している人でも、勝手な思い込みで右と左を取り違えたり、半ば強引に、右を左だと主張したりする場合があるから、これはこれで、要注意ではある。
「この写真、レイアウトは左やな?」
「いや、先方の指示は、右やったで」
「あ、そう。左でエエんやな?」
「ちゃうよ、右やってば」
「うん、判った、だから左なんやな?」
「だから、先方の指示は、右………」
「判ってる、左なんやろ?」
「何を判っとるねんっ! さっきから、右やって言うとるやろがっっっ!」
 こんな会話を、上司2人がケンカ腰でやってるのを目撃したら、皆さん、どないします?
 ちなみに私は、見ないふりをしておきましたがね。


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肝臓は体のどちら側?

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 肝臓の組織採取のための検査入院をするまで、私は、肝臓というのは、体の向かって左側にあるものだと思い込んでいた(高校時代に生物の授業で何を習ってたのだ、私!)。
 だから、検査担当のドクターから、
「針は、体の右側から刺します」
と言われた時は、一瞬、「へっ?」と面食らい、肝臓って体の左側ですよねぇ? と、思わず聞きそうになったくらいだ。まさか、ドクターが内臓の位置を間違えるはずもなかろう、と考えたので、聞かなかったが。
 退院して家に帰ったら、ちょうど、テレビで健康関連の番組をやっていて、実に都合よく、人体模型図が画面に出てきたので、肝臓のある場所を、思わずガン見。
 果たして、しっかり、右側であった(当たり前やっ!)。けっこう大きな臓器なので、より正確に言うならば、体の真ん中から右側にかけての範囲にある、と言ったほうが、よさそうではあったけれど、とにかく間違いなく、しっかりと右側。
 やれやれ、ドクターに聞かずに済んで幸いである。エラい恥をさらすところだった。

 実は私は子どもの頃、動物相手のドクター、つまり獣医になることに、あこがれた。
 佐々木倫子の漫画、「動物のお医者さん」は、今もなお、我が愛読書のひとつだ。
 そのあこがれが、見事に頓挫したのは、中学生の時だった。早い話が、私の頭は完全な「文系脳」であり、理数系の科目が、まるでダメだったのである。
 両親も、そろって理数系が全くダメな人たちだったから、これはもう、遺伝だろう。
 参考書の中の方程式が、どうしても解けず、母とふたりで知恵をしぼってみたが、結果は同じ。仕事から帰ってきた父まで巻き込んで、三人寄れば文殊の知恵、とばかりに親子三人で頭を寄せ合い、必死に考えたが、やっぱり、ダメ。
「これはもう、アカン! 職場に大学の理数系の学科を出たヤツがおるから、明日、そいつに、ちょっと聞いてみたほうがエエわ」
 とうとう根を上げた父は、翌日、私の中学校の参考書持参で、勤務先へ出勤した。
「この数式、どう解くんや?」
と、理数系学科出身の同僚に、参考書を見せたら、
「ああ、コレ………」
 彼は、そばのメモ用紙にボールペンを走らせ、あっと思う間もなく、それこそ30秒とかからずに、その数式を解いて見せたという。大学の理数系の学科を卒業した彼の頭には、中学生程度の方程式など、それこそ幼稚園児レベルに等しかっただろう。
「問題を解いてもらっといて、こんなことを言うのもなんやが、アイツの頭の中がどうなっとるのか、うちの家族には理解不能や」
との父の弁に、深く深くうなずいた私だった。

 人間相手であれ、動物相手であれ、医学部、というか獣医学部へ進むには、理数系の科目ができなければならない。動物相手のお医者さんになりたい、という私のささやかな夢は、多分、おそらく、この時点で雲散霧消したのだ、と、つい最近まで、そう思っていたが。
 もしかしたら、それ以前の問題ではなかったか、という気になってきはじめたのは、もちろん、検査入院を経験したあとのことである。
 肝臓の位置を、体の左側だと思い込んでいた私みたいなマヌケが、もしも、神様の手違いか何かで獣医学部を目指したりしたら、迷惑をこうむる犬や猫が続出したであろうことは、ほぼ100パーセント、疑いようがないではないか。
 あ~、やっぱり獣医にならなくて、もとい、なれなくってよかったんだわ、と、自分自身の頭の悪さを、都合のよい方向に責任転嫁して考えることにした私だった。


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入院狂騒曲の結末

Category: 駄文・雑文・エッセイもどき  
 両腕に、合計6ヶ所も注射針の穴をあけられたものの、それ以外は何も異常は起こらず、滞りなく無事に終わった検査入院。検査の結果が出るのは、2週間後。
 血液検査だと、込み入った検査でも1週間で結果が出るのに、2週間もかかるとは何事ぞ? やっぱり、アレだろうか? 採取した組織を培養して調べたりするから、時間がかかるんだろうか?
 シャーレや試験管を使って、組織の培養や顕微鏡での観察。う~む、殆ど「科捜研の女」の世界だ(テレビの見すぎやろ、私!)。自分でもやってみたい気がしないでもないが、いや、しかし………シャーレに乗るのは自分の肝臓(の組織の一部)。やっぱり、あんまり見たくない。
 自分の内臓(の一部)を、直接見てみたい人って、います?

 閑話休題。
 検査の結果、出た結論は、「原発性胆汁性胆管炎」。
 ミトコンドリア抗体という抗体が、増えすぎることによって発症する慢性肝炎で、れっきとした国指定の難病のひとつである(完治が難しいから)。
 実は、この病名、私が生体検査を受けたころまでは、「原発性胆汁性肝硬変」という名称だった。肝硬変、かんこうへん、カンコウヘン………聞いただけで、ギョッとする言葉だ。私も、検査前に名称を聞いた瞬間、ギョッとした。が、担当のドクター曰く、
「肝硬変っていうのは名前だけ。ほとんどの人は、慢性肝炎どまりです。肝硬変にまで悪化する事例は、ほとんどないですよ」
 ………だったらなんで、肝硬変なんて名称をつけるねんっっっ!
 思わず、ドクターにツッコミかけた私だったが、家に帰ってネット検索してみたら、「誤解を招きやすいので、病名を変えたほうがいいのではないか、との案も出ている」、とのこと。
 ふむふむ、なるほどね~。
 世の中、私のように、ツッコミかけて途中でやめる人間ばかりではない。相手が医者だろうがドクターだろうが(あ、同じか)、遠慮無用の問答無用でツッコんだ患者が、相当いたんだろう。「肝硬変でもないのに、病名が肝硬変だなんて、かなわんわ。なんとかしてぇやっ!」、ってな感じで………。
 などと考えていたら、それからちょうど1ヶ月後、うちでとっている新聞の医療の欄に、「以前は原発性胆汁性肝硬変と呼ばれていたが、原発性胆汁性胆管炎に変更された」との記事が掲載された。う~む、ナイスといえばあまりにもナイスなタイミングだ。

 ところで、抗体の異常で起こる肝臓病は、あとひとつある(正確に言うと、あとふたつあるのだが、そのうちのひとつは、私には直接の関係はなさそうなので、説明その他はパス)。
 抗核抗体の増殖によって起こる、「自己免疫性肝炎」というのがそれで、こちらも、国の指定難病なのだが、ド素人の私の目から見ても、原発性胆汁性肝硬変より、こちらのほうが、ちょっと厄介な病気らしい。
 というのも、原発性胆汁性肝硬変のほうは、ウルソデオキシコール、略称ウルソという肝臓病の薬の投薬で済むが、自己免疫性肝炎のほうは、ステロイドの投薬となるからだ。
 専門家でも何でもない私が、こんなことを言うのもどうかと思うが、ステロイドは、いろいろな副作用が強い。飲むと免疫力が低下するから、治療を開始すると、1ヶ月くらいは入院しなければならないのだそうで。
 最悪の場合、原発性胆汁性肝硬変、じゃなかった、胆管炎と自己免疫性肝炎、このふたつを同時発症している可能性もあった私は、「入院」の2文字におびえつつ、とりあえず、その「入院」はしなくてもよい病名だったことに、ホッと胸をなでおろしたのだった。
 どちらも同じく、完治困難な難病であるなら、少しでも簡単な治療で済むほうが、ずっとマシに決まっている(はずである)。

 というわけで、原発性胆汁性………あああ、もう、何回も入力しているうちに、わけが判らなくなってきた。この病名を、舌も噛まずにすんなり言えるドクターは、やっぱり、いろんな意味でスゴイと思えてくる。
 アカン、話がまた逸れた。
 とにかく、つまり、膠原病の慢性肝炎、というか胆管炎(胆管炎からくる慢性肝炎というべき?)の進行を食い止めるべく、ウルソ投薬が始まったわけだが、何しろ、慢性肝炎というのは自覚症状が殆どないから、薬を飲んでても、効いてるのかどうか、さっぱり判らないんである。
 まぁ、ちゃんと仕事にも行けてるし、日常生活そのものは、薬を飲み始めたということ以外、何の変化も悪化もないから、当分の間は、数ヶ月に一度の血液検査で様子をみながら、のんびりやっていこうと思う。
 だって、のんびりとやるしかないのだ。
 多分、一生、治らないんだもの(だからこそ、国指定の難病なのである)。

 それに、今のところは、原発性のほうだけで済んでいるが、私の場合、抗核抗体が増えていることも確かなので、下手をすると、将来的には自己免疫性のほうも出てくるかもしれず………
「まぁ、血液検査で肝臓の数値をチェックしながら、異常が出てきた場合は、また検査入院して、肝臓の組織を調べてみるよりほかに、ないですな~~~」
 ………ドクター、他人事だと思って、のほほん、あっけらかんと言わんといてくれっ!
 ああ、しかし、ドクターがあまりにも神経質だったり、深刻に考える人だったりすると、患者は、ほぼ確実に、不安とストレスをため込むことになる。
 とすれば、「のほほん」としてる、と感じるくらいのドクターで、ちょうどいいってこと?


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レン君♪

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アメリカンショートヘア
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2011.2. 2.虹の橋へ
(享年9歳と10ヶ月)
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